子育て支援とNPO
著者 | 原田正文 |
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定価 | 本体価格2,300 円+税 |
刊行年月 | 2002年 10月 |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 230 ページ |
ジャンル | 社会・歴史 |
ISBNコード | ISBN 4-88602-625-7 |
著者紹介
原田正文(はらだ・まさふみ)
大阪人間科学大学教授、精神科医師。
1945年香川県高松市生まれ。京都大学理学部博士課程修了、理学博士。
1980年、大阪大学医学部卒業。大阪府に勤務し、大阪府立病院、吹田保健所、貝塚保健所、池田保健所長などを経て、2001年より現職。大阪府こころの健康総合センターで「小児・思春期」外来担当。1995年より子育て支援ボランティア「こころの子育てインターねっと関西」事務局長を務める。
著書「育児不安を超えて」(朱鷺書房)、「学校に行きたくないと言われたとき」「小学生の心がわかる本」(農文協)など、共著に「スクールカウンセリング再考」(朱鷺書房)、「乳幼児の心身発達と環境」(名古屋大学出版会)など多数。
大阪人間科学大学教授、精神科医師。
1945年香川県高松市生まれ。京都大学理学部博士課程修了、理学博士。
1980年、大阪大学医学部卒業。大阪府に勤務し、大阪府立病院、吹田保健所、貝塚保健所、池田保健所長などを経て、2001年より現職。大阪府こころの健康総合センターで「小児・思春期」外来担当。1995年より子育て支援ボランティア「こころの子育てインターねっと関西」事務局長を務める。
著書「育児不安を超えて」(朱鷺書房)、「学校に行きたくないと言われたとき」「小学生の心がわかる本」(農文協)など、共著に「スクールカウンセリング再考」(朱鷺書房)、「乳幼児の心身発達と環境」(名古屋大学出版会)など多数。
目次
- プロローグ 国の存亡は「子育て支援」の成否にかかっている!?
- ―親を運転席に! 支援職は助手席に!―
- 十歳まで社会が子どもを守らねば、十歳以降、その子から社会を守らなければならない
- 国民の十人に一人が「パラサイト・シングル」という異常
- 公的子育て支援が、親たちの主体性をつぶす結果になっていないか
- 親を運転席に! 支援職は助手席に!
- 第一章 「子育て支援」の二つの目的
- ―子育てしやすい社会、子どもの心が育つ社会をつくること―
- 子どもの心が育っていない ―子育ての結果は思春期にあらわれる―
- 悪循環に入っている!? 現代日本の子育て
- 「深刻で静かなる危機が信仰している」という予言は、的中している
- 第二章 子育て支援と少子化対策のストラテジー
- ―行政・専門職の役割と市民の役割と―
- 一生懸命に子育てしているのに、なぜ子どもの心は育たないのだろうか
- 時代が変わったことをまずしっかりと認識しよう
- 「子育て支援」という課題の特徴 ―子育て支援の課題は、まったく新しい課題―
- 子育て支援の基本戦略(ストラテジー) ―市民活動と「グループ子育て」を支援することにより、子育て支援の目的を実現しよう!
- 第三章 子育て環境を変えるエネルギーの源「子育てネットワーク」
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- 子育てサークル、子育てネットワークなどは「生き物」であり、大切に育てていきたい!
- 本書でいう「子育てネットワーク」とは?
- 市区町村単位のネットワークと広域ネットワーク
- 全国の子育てネットワークの事例紹介
(1) 貝塚子育てネットワークの会(大阪府貝塚市)
(2) 茅ヶ崎子育てサークル連絡会(神奈川県茅ヶ崎市)
(3) 高槻育児サークルネットワーク「ティピー」(大阪府高槻市)
(4) 名張市子育てネットワーク「わいわいねっと」(三重県名張市)
(5) 福岡県田川地区子育てネットワーク「たんたん」(福岡県田川地区)
(6) 育児サークルネットワーク・かなざわ(石川県金沢市)
(7) やまがた育児サークルランド(山形市) - 全国子育てネットワーク研究交流集会
- 第四章 思春期を見通した子育て支援を!
- ―親と子どもの心の発達と子育て支援の方向性―
- 心の発達には道すじがあることを知ろう!
- 子どもの心の発達、四つの特性
- 子どもの発達に大きな影響をもつ子育て環境
- 第五章 グループ子育ては、なぜ“希望の灯”か
-
- 乳幼児期に親の横のつながりをつくりたい!
- グループ子育てのメリットと目的
- 時代に見合った地域社会の再構築を!
- 第六章 子育て支援の新段階を切り拓く!
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- 二十一世紀の日本を家庭や子育てに夢や希望を持つことができる社会にしよう!
- グループ子育ての場に参加できる親の層は、できるだけそこで支援していこう!
- 地域全体を視野に入れた子育て支援を!
- 新しい子育て支援メニューの開発を!
- 学校での取り組み ―時代の親を育てよう!―