朱鷺書房
本の詳細
学校現場で生かすカウンセリング
学校現場で生かすカウンセリング
冊数 :
著者 上野和久
定価 本体価格1,600 円+税
刊行年月 2002年 1月
サイズ 四六判
ページ数 240 ページ
ジャンル 心理
ISBNコード ISBN 4-88602-530-7
著者紹介
上野和久(うえの・かずひさ)
1953年生まれ。鳴門教育大学学校教育研究科修了。
長年、和歌山県の県立高校教師として生徒の教育相談に携わる。その間、臨床心理士、日本カウンセリング学会認定カウンセラーなどの資格を取得し、学校カウンセラーとしての実践も積む。現在、県立和歌山商業高校教諭。
目次
第1章 今、学校では
  1. 「教える」ことができなくなってきた教育現場
  2. いろいろな姿をもつ子どもたち
  3. 子どもたちに言葉は通じない
  4. 子どもたちの緊張
  5. 五感が正常に機能しない子どもたち
  6. 教師の気持ちが伝わらない
第2章 教育現場の「教師とスクールカウンセラーの役割」
  1. スクールカウンセラーとは
  2. 教師カウンセラーとスクールカウンセラーの連携
  3. 教師の役割とスクールカウンセラーの役割(1)−集団と個人−
  4. 教師の役割とスクールカウンセラーの役割(2)−守秘義務−
  5. 教師が気づく「教育」と「カウンセリング」の境目
  6. スクールカウンセラーがおかれている立場
  7. スクールカウンセラーが学校に配置されるとき
  8. 問題解決をスクールカウンセラーのみに押しつけないために
  9. 教育相談室を分ける壁(「お喋りの部屋」と「癒しの部屋」)
第3章 教師がカウンセラーになるために
  1. 教師がなぜカウンセラーになろうとするのか
  2. カウンセリングはセカンドベスト
  3. カウンセラーになるための理論と実践
  4. 現場の教師がカウンセラーの資格をもつ意味
  5. 二足のワラジをはく「ものずきな先生」の心得
第4章 教師でなければできないカウンセリング
  1. 学校現場で生かすカウンセリングとは
  2. 指導することを大切にしよう <視点一>
  3. 子どもの姿をしっかり観察しよう <視点二>
  4. 子どもに巻き込まれないようにしよう <視点三>
  5. 学習指導の中でのコミュニケーション <視点四>
  6. 生徒指導(補導的指導)の中でのコミュニケーション(一)<視点五>
  7. 生徒指導(教育相談)の中でのコミュニケーション(二)<視点六>
  8. 生徒指導(進路指導)の中でのコミュニケーション(三) <視点七>
  9. 子どもたちに人間関係能力をつけるために <視点八>
  10. 教職員集団と子どもたちの心の動きに気づく <視点九>
第5章 すばらしき教師の仕事
  1. 教師が生き生きするために
  2. ネットワークをつくろう
  3. カウンセリングを勉強して教師は生き生きとする
  4. カウンセリングの経験を教育に生かす二人の教師
  5. ある先生の卒業式から
  6. やりがいのある教師の仕事
  7. 臨床教育心理研究の第一歩「教師を守るプロテクションとは」
資料 体験学習「子どもたちとのコミュニケーショントレーニング」
  1. じゃんけんゲーム
  2. 自分たちでつくるクラップサウンド
  3. 未来からの手紙・未来への手紙
  4. 小石との対話
  5. 自分の家族を見つめなおそう