朱鷺書房
本の詳細
ジェンダーイコールな仏教をめざして 〜続・女たちの如是我聞
ジェンダーイコールな仏教をめざして 〜続・女たちの如是我聞
冊数 :
編者 女性と仏教 東海・関東ネットワーク
定価 本体価格1,800 円+税
刊行年月 2004年 5月
サイズ 四六判
ページ数 272 ページ
ジャンル 宗教・信仰
ISBNコード ISBN 4-88602-191-3
目次より
第一章 差別のない仏教への視点
蹴っ飛ばしたい現実 飯島惠道
真宗大谷派における「坊守問題」について−勝手に総集編 尾畑潤子
寺を追放される女たち 瀬野美佐
命のつながりの中で―お坊さんの国際協力NGOでの体験から 枝木美香
「女人性」という差別 藤場芳子
仏教の人間観を考える 永田 瑞
チベット仏教再建デプン大僧院に学ぶ 緑川明世

第二章 本音でトーク
僧侶住職の妻という立場
セクハラと仏教教団
妻の立場
時代と環境の制約
子育ては夫婦の仕事
性差別へのアンテナの鈍さ
イギリスのジェンダー事情
山寺生活三十年
ほとけの智慧をいたただきながら
女性たちの紡いだ思いを素直に語るとき
命の重さを教える性教育
人間の生死に直結した仕事
人生の指針を学ぶ機会
女ばかりの聞法会から
人を救うどころではない僧侶
女性僧侶に対する三つのマイナス評価
「とも同行」の原点に立ち返る
押しつけの“寺族のあり方”なんてたまらない
「下界」に女一人
尼僧資格はとったものの
「当たり前」の中にある錯覚や誤解
ボランティアのすすめ
本音のやりとりこそ
寺だからこそできること
確かな手応えを求めて坐る
声をあげていくことの大事さ
「女性の本性」について
日本で説かれる仏伝への不満
本堂に響いた「さとうきび畑」の歌
優しく誇り高い眼差しを―神職の立場から
本山僧堂における男女共修―道元禅師の平等観は社会平和の基礎
ネット世界での井戸端会議
みんなと一緒なら踏み出すこともできる
寺族としての誇りとよろこびを伝える

座談会 いま女性仏教者に何ができるのか
「本音でTalk」を終えて
執筆者一覧(執筆順)

(第一部)*印は第二部も執筆
川橋範子(かわはし・のりこ)* 曹洞宗寺族、名古屋工業大学教員
飯島惠道(いいじま・けいどう)* 曹洞宗東昌寺副住職
尾畑潤子(おばた・じゅんこ)* 真宗大谷派僧侶
瀬野美佐(せの・みさ)* 女性と仏教・関東ネットワーク
枝木美香(えだき・みか) アーユス仏教国際協力ネットワーク
藤場芳子(ふじば・よしこ) 真宗大谷派常讃寺僧侶、真宗大谷派「女性室」スタッフ
永田 瑞(ながた・みず) 仏教研究者
緑川明世(みどりかわ・みょうせい) 天台宗尼僧

(第二部)
羽向貴久子(うこう・きくこ) 真宗大谷派坊守、僧侶
山田恵子(やまだ・けいこ)  翻訳者
渡邉典子(わたなべ・のりこ) 浄土真宗本願寺派光西寺副住職
榊原奈央子(さかきばら・なおこ) 大学院生
山本道枝(やまもと・みちえ) 曹洞宗妙見寺寺族
山内和子(やまうち・かずこ) 曹洞宗光明寺寺族
森 一雨(もり・いちう) 日蓮宗僧侶
秋田奈美(あきた・なみ) 曹洞宗法幢寺寺族、ハワイアンダンス舞踊家
神作喜代乃(かんさく・きよの) 曹洞宗寺族
藤沢紹子(ふじさわ・しょうこ) 真宗大谷派頓随寺住職
三上佳子(みかみ・よしこ) 心理カウンセラー、曹洞宗寺族
黒田隨應(くろだ・ずいおう) 曹洞宗僧侶
田中ふみ子(たなか・ふみこ) 曹洞宗寺族
国守妙啓(くにもり・みょうけい) 曹洞宗清澤寺徒弟
吉田律子(よしだ・りつこ) 真宗大谷派僧侶
萩野頼子(はぎの・よりこ) 曹洞宗能仁寺寺族
北條良至子(ほうじょう・よしこ) 真宗大谷派寺院坊守
木佛寺はるの(きぶでら・はるの) 真宗大谷派円福寺坊守
森 稚子(もり・わかこ) 今尾神社禰宜
石川和幸(いしかわ・わこう) 曹洞宗尼僧
井上啓子(いのうえ・けいこ) 真宗大谷派法泉寺坊守
志村 緑(しむら・みどり) 曹洞宗寺族友の会会長
小島由紀子(こじま・ゆきこ) 曹洞宗本光寺寺族

熊本英人(くまもと・えいにん) 駒澤大学教員、曹洞宗僧侶